団塊ジィジの日々是好日

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就職氷河期を乗り越えた息子 (夢の電車の運転手からバスの運転手へ)

【雑記・雑学・雑感】 30) 
最近、氷河期世代の就職支援の話しがニュースになります。
我が家の息子も、世に言う団塊ジュニアで就職時期があの氷河期でした。
子供の時からなりたかった仕事の最初の就職試験に落ち、落胆した中で別の会社の仕事に就く事になりました。
その後子供の時の夢がどうなったのか、大人になった現在をお知らせします。

(目次)
1.  子供の夢は 
2.  日本の鉄道とバスの歴史 
3.  手に職を持つという事 

 

1.  子供の夢は 
子供の時から口数が少なくおとなしい子で、動く物(車ほか)に興味がありトミカのミニカーをいじったり、通りを行き来するいろいろな車を見るのが好きでした。
義父が来た時も、電車が好きという事で鉄道博物館に連れて行ってもらい博物館内の模擬電車の運転席でハンドルや計器をいじって楽しんでいました。
という事で大きくなると就職(仕事)も当然電車の運転手さんを希望していました。
しかし、その当時の世の中は、消費税導入、アジア通貨危機、不良債権処理失敗などで就職環境は悪化し、企業は新卒者の採用を大きく絞った時期(氷河期)でした。
息子は電車の運転手さんになる為の希望の会社には入れませんでした。

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2. 日本の鉄道とバスの歴史  
 日本の鉄道の歴史は、明治5年(1872年)10月14日に新橋から横浜まで向かう列車が最初で、日本の鉄道の開業になります。
 列車(模型機関車)の歴史は、さらに古く鉄道が開業する17年前の安政2年(1855年)に、私の故郷佐賀で鍋島藩の田中久重(からくり儀右衛門)がアルコール燃料で動作する小さな模型機関車を完成させています。
そしてバス(乗り合い自動車)の歴史は、鉄道開業から31年後の明治36年(1903年)9月20日、京都の堀川中立売 - 七条駅、堀川中立売 - 祇園間で、乗り合い自動車の運行が始まりました。
 現在ではこの日が「バスの日」として親しまれ、バス事業の始まりと言われています。

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3. 手に職を持つという事 
息子の就職時期(氷河期)は、私達親世代(団塊)の昭和40年代後半が3、4年で月給が2倍近くになるような高度成長期で、ただ一生懸命働けば給料が上がった時期とは全く違っていました。
さいわい息子は、厳しい就職環境でしたが電車の運転手さんではなく、何とか別の会社の車の運転手さんになりました。
そしてその時私は、企業も厳しく現在のような転職(次の機会)など考えられませんでしたので、一つの仕事を少なくとも3年間から5年間は続け、その経験を積み、関係する資格を取りなさい、と言っていました。
就職した氷河期からすでに15年以上経ち、現在は、同じ運転手でもK電鉄からF急行へ、電車からバスへと希望(夢)の職業は変化しましたが車好きは変わらないようで勤めています。
私は息子が現在持っているいろいろな資格(免許)に絡んで冗談を言います。
「あと、戦車(自衛隊)と装甲車(機動隊)の免許を取れば運転できないものはないね!」
です。
“でわでわ”

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