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機内食が食べたい! (赤子連れ28時間の飛行機旅で、今家内が思う事)

【雑記・雑学・雑感】 34) 
国内で乗る飛行機には興味が有りません、機内食が無いからです。
家内は外食に出掛けると、たまに「その内ゆっくり機内食を食べたいね」 と言います。
40年前に28時間の成田からサンパウロまで、海外航空会社バリグの飛行機での長旅を思い出しての一言(希望の?)です。
それは、生後3か月の生まれたばかりの娘(長女)を連れての長旅でした。

(目次)
1.  生後3か月の赤子を抱いて  
2.  日本とブラジルの航空路の今  
3.  機内食への執念?

 
1.  生後3か月の赤子を抱いて 
私のブラジル現地駐在(2年間)の赴任日は、成田空港が開港する年でした。
当時は反対闘争が激しく成田空港が開港できるかどうかという大変な時期で、家族より先に単身赴任する私は、結局成田が開港できず、5月に羽田空港からブラジルに行くことになりました。
そして、3か月後の8月に生まれた娘を連れ家内が東京(成田)を飛び立ったのは、闘争は続いていましたが、成田が開港となり、その年の11月に生後3ヶ月の赤子を連れてやっと成田からサンパウロに飛び立ちました。
成田→ ロサンジェルス→ リマ(ペルー) そしてサンパウロへ。
日本の反対側のブラジル・サンパウロまで、地球1周約4万キロのほぼ半分の飛行距離で約2万キロ(日本の約10倍)の距離を乗っているだけで28時間の長旅でした。

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2. 日本とブラジルの航空路の今   
40年前のあの長旅で利用したバリグ航空は今どうなっているでしょうか?
その前にバリグ航空は、1927年創業のブラジル最古の国際航空会社ですが

2007年にバリグ航空は無くなり、格安航空会社ゴル航空に引き継がれました。
そして、その後もいろいろな動きの中で現在は、ブラジル最大の航空会社  LATAMブラジル に引き継がれているようです。(ワンワールド加盟)
このようにいろいろ変遷があっての現在ですが、今は日本とブラジルの間には直通便は無くなりました。
前回のリオ五輪での日系社会の盛り上がりや、今年で日本人移民110年という歴史もあります。

飛行時間は、1日(24時間)近くかかりますが、何とか出来れば直通便がほしいですね。

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3. 機内食への執念? 
先ほどの28時間の長旅の事(様子)を、後で家内に聞きました。
娘は、飛行機の中では、ずーっと泣きっぱなしで周りの人をずーっと気にしながらで、謝ってばかりいたよ。(周りは皆外人で言葉通じず)
そして、赤ちゃんは自分で気圧調整(ツバを呑む事)が出来ないので、離陸着陸時には、おっぱいを含ませ呑ませるように と言われていたので何とか含ませていたが、離陸着陸時だけではなく、普通の飛行中でも泣き止まないので、しょっちゅうおっぱいを出しては含ませていたが、その頃は若かったしちょっと恥ずかしかった と(当時家内24歳?)。
それから、そんな状況だから何回となく出てきた機内食も、食べたような食べなかったようで、味どころか何が出てきたのかさえ覚えていないよ でした。
改めて今その時の事を聞くと、赤子を抱き長旅をした家内に “母ちゃん 本当に良くやったね!” です。
最近家内が、「久し振りにサンパウロにでも行こうか」 と言います。
そして、それに続けて言う事は、40年以上たった今でも、「やっぱり(ゆっくり) 機内食が食べたいね!」 です。
40年前のあのサンパウロまでの28時間の長旅は、強烈な一日だったようです。
でわでわ

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