【 雑記・雑学・雑感 】 72)
ウクライナ侵攻に絡んでの放送なのか、キューバ危機時のソ連のフルシチョフ首相と米国のケネディ大統領のやり取り(ソ連がキューバから核ミサイル撤去)での 43歳でアメリカ第35代大統領になったケネディの暗殺番組をやっていました。
今から60年前(昭和38年)、私が中学3年生の時、そのケネディの暗殺事件がありました。テレビ初の日米間で衛星(宇宙)中継放送が行われる日で その日は私が、市主催の地域の英語暗唱大会に参加する当日で ケネディが大統領として 日本へ記念すべきメッセージを読み上げることになっていました。
(目次)
1. 手段と目的
2. 外国語の人口比
3. あくまでも、手段としての語学
1. 手段と目的
当日は、参加する暗唱大会の最初のスピーチ(アドリブの準備)の事もあり、朝早くから起き、父とテレビを見ていましたが、映し出されたテロップには、“特別プログラム” と書かれており ケネディ暗殺 の知らせでした。
父が英語習得について関心が深かったこともあり、普段の勉強の延長で、この日の英語暗唱大会に出ることができましたが、その後の私の人生でも 英語をはじめとして ポルトガル語、中国語などの外国語は、仕事や生活の一部となっていました。
私の外国語の力は、英検2級 そしてTOIECは、500点弱、ポルトガル語は、たまたま2年間ブラジルに家族同伴で駐在していたこともあり会話はマアマア、そして中国語も、香港が中国に返還される前からの出張含め10回以上行っていましたが やりとりはそこそこでした。 しかし仕事の上で使う英語は専門語が主だったこともあり普通にできました。 (ちなみに、理系を出たのに、ドイツ語は赤点もらいましたが、幸いドイツ語圏への出張は無し (笑) )
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2. 外国語の人口比
世界で使用される言語の人口比のランキングです。(2020年)
英語 15億人、 中国語 11億人、 ヒンズー語 6.5億人、 スペイン語 4.2億人、 と言われていましたが、最近(2022年)は、人口が中国を抜いて第一位となった事もあり インドのヒンズー語の拡がりが注目されています。 ただ、話し言葉(会話)だけでなく読み書きの言語としては、街にあふれている英文で やはり皆がまず英語(英訳)でという世界の人々ですから、やはりこれからも英語を学ぶことは必要だと思います。
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3. あくまでも、手段としての語学
最近は、日本人も語学(特に会話のための語学)留学をする人が多いと聞きます。 日本は、資源が少なく、物を加工し生産してその製品を外国に売ることで国を富まし、「Japan as No.1」と言われた 日本経済の黄金期を作りました。 それに比べると 今は、技術力も製品力も小さくなった日本です。 語学留学だけでなく その黄金期の日本人が持っていたあらゆる分野への学習意欲と読書や作文の習慣を皆が取り戻すことで国をあるべき目標に向け発展させることが大事だと思います。
私は、孫に 人を知れ 物を知れ と言っていますが、人の質(本質)や物の質(品質)を知ろうとしなければ その先(目的/目標)は何も見えてこない。 だからそれらを知ろうとするための語学習得は必要だが、それは あくまでも 目的達成のための 手段である と 。
先に書きましたが ケネディ暗殺の前に、キューバ危機がありました。 今のウクライナ侵攻とは違いますが、当時のフルシチョフとケネディは緊張する中でも対話を選び、その危機を乗り越えました。 ウクライナもロシアも危機回避の手段として 「武器」 に訴えるのではなく なぜ 「対話」 することで 目的である 「共生」を考えないのでしょうか。 ここでも 目的 と 手段 を考えさせられます。 でわでわ