団塊ジィジの日々是好日

つれづれに書くエッセイと出来事ブログです

「腰岳」と「鏡山」 (ふるさとの「山」は遠きにありて、、、)

【私の百迷山】 02) 
私が生まれたふるさとの山、そして母に連れられて行った母のふるさとの山、遠く離れた都会近くに住んでいても、いろいろな思い出があるふるさとの山 山は良いですね。

(目次)
1.ふるさとの「山」
2.黒曜石?
3.日本一高い山とは

 

1. ふるさとの「山」
11月に入って、2度山梨に行く機会がありましたが、天気が良かったこともあり富士山はすでに雪をかぶっていました。
前回は、八ヶ岳山系の赤岳でのエピソード?(山頂近くの狭いテラスで親友が居眠り)を書きましたが、今回は、私のふるさと佐賀県の二つの山のことを書いてみます。
「腰岳」は、遠くに伊万里湾を見下ろす市の南にある標高487mの山です。
山の中腹には、カトリックの修道院(1966年~)があり、私が中学生の頃のハイキングでは頂上に登る途中で建設中の建物を物珍しさで見た記憶があります。
又、今は同じ山の中腹に市の桜の名所となっている桜並木も有るようです。
もう一つの山、「鏡山」は玄界灘を遠くに臨む唐津市の南にあり、標高は低く284mの台形をした山で、万葉集の悲恋物語の舞台にもなった山です。

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2.黒曜石?
腰岳の山腹には、切れ味の良さから刃物として古代から使われてきた石器の材料となる、「黒曜石」が露出しています。
この「黒曜石」は、黒く半透明のガラスに似た石であるため研磨して装飾品や宝飾品としても用いられているようです。
その産出地は、世界各地の火山地帯の山ですが、日本の大分県国東半島沖の姫島は、海底から高さ約40m、幅約120mにわたって黒曜石の層が地表に露出した断崖があり、国の天然記念物にもなっているようです。

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3.日本一高い山とは
「鏡山」は、母の実家唐津市の近くの山でしたので母が実家に帰ると、
祖父が
「日本で一番高っか山はどこか知っとっか?」 と私に聞いてきます。
「うーん  分からん」 と私が答えると。 祖父は
「そいは、鏡山たい」
「富士山じゃなかと」 との私の答えに
「うんにゃ、そいは鏡山たい」
「鏡山は、ふつうは、かがんどっから(うずくまっているから)低かばってん、立ち上がったら富士山よいも高こうなるけんね 日本一たい」
「フーン」

小さな頃は、このような分かったような、分からないようなやり取りがありました。
「腰岳」も「鏡山」も、いろいろな思い出を作ってくれた私のふるさとの貴重な山です。

兎追いし彼の山、、、、
如何にいます父母、、、、
志を果たして、、、、 山は青き故郷 水は清き故郷

(文部省唱歌「ふるさと」より)

 

故郷の 山、川、 良いですね、 遠きにありて思うもの ですかね。
“でわでわ”

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