団塊ジィジの日々是好日

つれづれに書くエッセイと出来事ブログです

オール 5 (相対から絶対評価へ 個人の成長度合いをどう評価するか?)

【雑記・雑学・雑感】14)
 5年ぐらい前に、仏壇の中を見ていたら、父が使っていた古くて小さなセカンドバッグがあり、その隅にそれはありました。
中学時代3年間の3つの通知表です。55年以上前の私の成績書です。

 

(目次)
1. オール 5 でした
2. 通知表とは
3.どこいった あの通知表―――

 

1.オール 5 でした
中学1年生の1学期の通知表は、9科目が上からずっと“5”が並んでいます。
そうです“オール 5”です。そしてそれは2学期も、3学期も同じでした。
中学2年生の時も、又3年生の時も、全て“5”が並んでいました。
小学5年生の頃から英語の塾に行っていた以外は、それほど勉強をしていた訳ではありませんでしたが、中学3年間は全てが“5”でしたし、今思えば我ながら「すごい!」の一言でした。

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2. 通知表とは
通知表の5段階表記はいつからでしょうか?
明治時代までは、「甲・乙・丙・丁」で、これは古代中国から日本に伝えられた十干(じっかん)「甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸」の10の要素からなる集まりがあり、それが順位付けされ良い方から、「甲・乙・丙・丁」を取り上げ”成績”とされたようです。
そして昭和に入ると終戦になる頃までは、「優・良・可」となり、昭和20年代以降になって、5段階表記の「5・4・3・2・1」になったようです。

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3. どこいった あの通知表 ―――
1年前に孫が中学生になりました。夏休みなど長い休みになると家族で我が家に遊びに来て、本人の通知表を見せてくれます。
「フムフム、そうかそうかーーー」 だいたい“4”か“3”です。
そこでジィジの自慢が始まります。「ジィジは、中学の時はぜーんぶ“5”だったよ」
中学生になった孫は、「へぇー、うそー  ホント?」です。
そこで私の通知表を見せようと仏壇からバッグを引っ張り出し見せようとしましたが、見つかりません。「あれー 無い」。 通知表が出てきません。 

孫は「やっぱり!(うそ?)」 と疑いの目でした。どこに仕舞い込んでしまったのか、孫たちが帰った後も探しましたが見つけることが出来ませんでた。
人の評価。日本は今も相対評価のようですが、オランダほかは、絶対評価を軸に個人の成長をどう見守っていくかのようです、大事ですね。

でも「オール”5“!」 あれは、真夏の世の夢? いや違う違う! 今でも時々探しています。
“でわでわ”

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