【雑記・雑学・雑感】02)
なぜ 「ダメ!」 ?
それは、冷戦時代(1980年)の東欧チェコ・プラハへの出張での出来事です。
(目次)
1.ショーケースの中の”トマト”
2.ボヘミアングラス と 江戸切子
3.見せ物と売り物の違いとは
1.ショーケースの中の”トマト”
私たちは、郵便自動化設備の現地納入調整に仲間と4ヶ月ほどプラハに滞在していました。
普段仕事が終わり夕食時になるとホテル近くのレストランへ行き、ジャガイモやソーセージと共にお酒が好きな私には当然あの細かな泡で有名なピルゼンBeerが待ってました。
そして休日はカレル橋を渡ってプラハ城に行ったり、ドナウ川となるブルタバ川に近いスメタナホール(交響詩/我が祖国の演奏で有名)の近くを散策したりしていました。
その出張時から10年少し前には、あの”プラハの春(1968年)”があった街でしたが、とても荒廃した街とは思えない美しいプラハでした。
そしてその 「ダメ!」 があったその日は、娘にちょっと可愛い帽子と、あの有名なボヘミアングラス(カットグラス)を買おうと町の中の店をブラブラしていました。
そのうちに野菜(トマトほか)を売っている店のショーケースに目が留まりました。
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2.ボヘミアングラス と 江戸切子
「ボヘミアングラス」と江戸切子の歴史は? カットが特徴の深紅色の花瓶や透明な花瓶などがボヘミアングラスの始まりです。
ガラスへの彫刻は16世紀からのようですが色や図柄を表現するようになったのは18世紀になってからと言われています。
一方、江戸切子は江戸時代の天保年間(19世紀)が始まりと言われていますのでまさに同時代に、ヨーロッパ中央部のボヘミアとアジア東部の日本(江戸)の美術品が愛好家に楽しまれたようです。
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3.見せ物と売り物の違いとは
そこで、「ダメ!」 の一声の話に戻ります。
その声は、その野菜を売っていたお店のオバサンの一声でした。
その当時のこの国では、良いトマトは見世物として”ショー”ウインドウの窓近くに置かれ、普段皆さんが買うのは、店の奥(窓から離れた所)に置かれているチョット形の悪い(出来の悪い)小さいトマトでした。
そして、その良いトマトを取ろうとしたので、あの声で怒鳴られたのです。
私が野菜を買いに出た最初の日の出来事でしたが、あの当時(東西冷戦)の東側の国の物不足を象徴するような出来事で、冷戦後の現在とは比較にならず、時代の違いを感じています。
”でわでわ”